獣医師

動物

獣医師の仕事内容

獣医師は、人間ではなく「ペットに対して動物病院で治療を行う」のが主な仕事内容です。
また、人間と同じように診察するので、「診察台、治療用の機器」の扱いについても慣れていないといけません。
近年では様々な種類の動物保険・ペット保険も充実しておりそれに対応した動物病院も多くあります。

医師と獣医師の大きな違いですが、ほとんどの獣医師は「自分が責任者になり勤務する必要がある」ところです。
医師の場合、手術といった大がかりな治療などは、チーム医療という形で対応します。
ですが、獣医師の場合は診察、手術といった大がかりな治療も含めて、すべての対応、責任は自分に対して発生する・・・ことを理解し、大事なペットに対して治療を行わないといけないのです。
そのため、獣医師が勤務する現場となる動物病院についても、スタッフは獣医師も含めて、「3名~10名しかいない」ということも珍しくありません。

最近では、「病気の予防」も獣医師の仕事です。
人間と同じように、ペットもいつの間にか流行り病や、典型的な症例を確認できる病気にかかってしまうことがあります。
治療、再発を防ぐ手立てなどを獣医師として行う必要もありますので、すべての治療に対して細かい指示を出す、アドバイスを行う・・・というのも、獣医師の仕事内容です。

このように責任を問われる仕事となっているのですが、動物の種類によって動物病院は異なり、さらに勤務先で治療、看護しなければならない動物についても、細かく変動しやすいという特徴があります。
そのため、実務経験者であれば獣医師として就職、転職しやすいという状況です。
他にも、獣医師としてどのようにして新しい治療の学習、もしくは動物の種類を把握しているのか・・・など、細かい対応についても可能であるかどうかが問われるようになっています。

医師と同じで実力がないと仕事をこなせませんが、獣医師の場合は飼い主との相談、ケアについてのアドバイスも行わないといけません。
そのため、一度の治療にかかってしまう時間が長くなりやすい・・・ということも、獣医師として勤務する場合には、事前に理解しておかないといけないのです。

需要が高まっている獣医師

獣医師は、「獣医師免許(国家資格)」を取得している人でなければ、獣医師として勤務できないように定められています。
獣医師は、「獣医師養成課程」を設けている6年生の大学に進学し、そこで修了過程をすべて終えて、免許、技能ともに申し分ない人でなければ、就職できない仕事でもあります。
ただ、このような厳しい一面があるため、獣医師の数は日本国内だけでなく、国外においても多くありません。
なので、獣医師の需要は昔から高い状況となっており、就職、転職についても安定して行えるという状況です。

ただ、このような背景が存在するのですが、獣医師の平均年収は「300万円~700万円」と、勤務先によって大きく変動しやすい特徴もあります。